工場内の機械設置には、ACROBAが活躍した。「これまで当社は、フォークリフトとは縁がなく、初めての導入となったのですが、実は他メーカーと契約寸前のタイミングでTCMのACROBAを知ったんです。これはすごいフォークリフトだと思い、即契約したんですよ」。
ここまでACROBAを気に入っていただいた大きな理由は、「真横に走る機能を利用し、工場内の通路を90°の角度で移動できること」。ACROBAは旋回時、回転の中心が車軸の真ん中にあるので回転半径がゼロ。車体のずれがなく、従来車よりも狭い通路幅で曲がることができる。もちろん、生産ラインの中でも、「真横に走る」機能は、水道管などの長尺物の搬送に活躍している。
「アタッチメントを工夫すれば、施工現場でも使えるかもしれませんね。たとえば、天井への暖房機の据え付けや配管には現在、2台のリフトを使用していますが、ACROBAなら1台で過重に耐えられるでしょう。そして、現場の狭い通路も自由自在に移動しながら搬送できます。作業上の安全確認は必要ですが、ACROBAには、今後も期待できますね」。 |
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現在、同社のユニット生産には、各方面からすでに大きな期待がかかっている。
「工場内でほぼ完成品を作り、それを一度分解して現場へ運び、ボルトとナットだけで組み立てます。1億円規模のプラントでも1週間ぐらいの施工期間で済み、従来工法に比べて労働力は約半分。さらにユニットのコンパクト化を図ったことで、建築コスト削減も実現しました。お客様のトータルコストダウンにつながるというわけです」。
このような果敢な設備投資を行いながらも、安定した経営を続ける同社。その経営戦略についてお尋ねした。
「今は、戦後以来の千載一遇のチャンスの時。こんな時代だからこそ、新工場を立ち上げるなど投資をして、社会の金回りをよくしなくてはならない。そして、『勝ち組』になるためには、お客様のことを第一に考える企業であるべきです。売上、利益は結果としてついてくるもの。お客様のニーズがあるうちは、企業は存続します。ユーザーの気持ちを考え、お客様の声を聞き、お客様にかわいがってもらえる存在になること。今後も地域に密着し、ローカルナンバー1企業をめざします」。 |