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 今年創業10周年を迎える新関西エアポートサービス(株)は、全日空グループの企業として、関西国際空港の開港以来、グランドハンドリングサービスを提供し続けている。

 グランドハンドリングサービスとひと言でいっても、その内容は多彩である。航空機の誘導、けん引、旅客搭乗に関連する設備の取り扱い、航空貨物・航空手荷物・航空郵便物の取り扱い、航空機の整備補助、客室用品の取り扱い、その他付帯業務と、航空機が到着してから離陸するまでに必要なすべての業務といえる。

クリックすると拡大写真が見られます。 「航空機が到着すると、所定の位置に誘導し、ボーディングブリッジをつけて、航空機とターミナルビルを結びます。お客様が降機し終わると同時に機内では、清掃、給水などを行い、次のフライト用の機内備品を搭載した後、お客様にご搭乗いただきます。その間には、もちろん、貨物の積み降ろしも同時進行で行います」。

 これだけ多くの複数の業務が、フライトとフライトのインターバルであるわずか40分ほどの間にすべて行われているというから、驚きだ。




 

   常に正確さとスピーディーさが求められるグランドハンドリングサービス。機内清掃ひとつとっても、独自のノウハウがある。
 「航空機内は通路が狭いので、スタッフの人数が多すぎてもいけない。もっとも効率のよい人数で、もっとも作業効率が上がる方法で行います。制限された時間内で、一定の仕事をすること。これが、まさに私たちのサービス提供なのです」。

 航空機を定刻に出発させることを第一の使命に、安定したサービスを提供し続けているのである。
 航空貨物の取り扱いも、その高度なサービス提供の一環。取り扱う荷物は、家電製品、IC関連部品、アパレル関連はもとより、食品では野菜、果物、魚類などの生鮮品、ワイン、変わったところではコンサートに使用する楽器、競走馬、動物園へやってきたイルカ、F1カー…と、まさにありとあらゆるものが航空機に積み込まれて空を飛ぶ。

 その形態、運搬条件はそれぞれ異なるが、ここにも同社に蓄積されたノウハウが光る。
 「それぞれの荷物の積み方一つひとつがノウハウ。貨物専用機だと、飛行機の断面図に極力合わせて積み込む技術が必要なんです。まさにパズルを組み合わせるようなものですね。これがトラックや船にはない、航空貨物ならではの特性です」。
 コンテナも航空機の形に合わせて一辺が削られたような形だったりと、航空貨物にしかない独特の手法はまだまだある。
 
 

 同社が航空貨物の荷役に使っているフォークリフトは国際・国内線を合わせて全部で49台。そのうちの10台がACROBA-εである。

 「ACROBA-εのデモンストレーションを最初見たときは、そのアクロバティックな動きにびっくり。当社の貨物は、形態も運搬条件も多彩なので柔軟な対応ができるフォークリフトを求めていました。だからその優れた機能性にまずひかれましたね。それと、屋内作業なので空気をクリーンに保てる点。さらに、24時間空港での作業なので、バッテリ交換が簡単である点も特に気に入りました」。

 デモンストレーション後は、同社の100名を超えるオペレータにアンケートを取り、改善点をご指摘いただいた。その結果、マスト間隔を広くして広い視界を確保したり、屋内作業の安全性を高めるスピード制御装置の搭載などが実現した。

クリックすると拡大写真が見られます。 「TCMは、私たちの要求に対して様々な解決案を考えてくれました。技術スタッフが私たちと一体となって作業環境に最適なフォークリフトにしてくれようとした姿勢が、採用の一番の決め手となりました。TCMには新しいものを開発する気合と技術力を感じています」。
   同社が目指すのは、「航空産業そのものが成長するために、私たちができることで貢献する」こと。

 人、モノの流れを変えた関西国際空港の開港。当初の目的通り、アジアのハブ空港として、さらなる飛躍を果たすために、同社はさらなる技術力の向上や効率化を図ろうとしている。

 「ACROBA導入をきっかけに、TCMには、わが社のよきパートナーとして期待しています。今後も、私たちの技術力を向上させる機器やシステムの提案をしてほしいですね。これからは『ワーキング・トゥギャザー』。現状を変える、攻めの姿勢で共に進んでいきましょう」。クリックすると拡大写真が見られます。
 
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